子供とお金の大辞典子どもと金融サービス子どものための保険>子供向けの医療保険は必要なのか?そのメリット、デメリット

子供向けの医療保険は必要なのか?

多くの自治体では子供の医療費は無料となっています。そういう状況で子供向けの医療保険も販売されています。こうした保険はそもそも必要なのでしょうか?子供向け医療保険のメリットとデメリットを見ていきます。


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子供が「入院」するリスクは実は小さい

子供(0歳~14歳)が病院に入院するリスクは非常に小さく、全体の0.2%未満です。
大人と比較すると1/3以下のリスクとなっているため、そこまで重要性があるとは言えないでしょう。

また、保険というものは「保険は損をする商品(外部)」でも説明されている通り、期待値ベースでは保険料の払い損となる商品です。
意味としては「負えないほどのリスクをカバーする」という意味を持っているわけです。

2014年現在、日本では子供の病気や怪我などによる通院関係の補助、助成は大変手厚くなっています。健康保険に加えて「乳幼児医療費助成制度」などの制度を自治体が運用塩ており、健康保険の自己負担分の全額、または一部を補てんしてくれます。

自治体によって異なりますが、子供の通院費用は無料というケースも少なくなりません。
裕福な自治体だと高校卒業まで医療費無料というところもあります。

こういう点を考えると、子供の医療費に備える重要性はさほど高くなく、それよりもその保護者となる夫婦の死亡保障や医療保障などに重点を置いた方が良いのではないかと考えます。

 

じゃあ、医療保険は不要なのか?

それでは、子供が医療保険に入る必要はないのか?という話ですが、いくつか加入のメリットも説明しておきます。それは「将来をみすえた加入」というものです。

医療保険は、健康状態が悪化すると加入が断られるような場合もあります。たとえば、18歳までに大病を患った場合、以降で生命保険や医療保険へ加入できなくなるリスクもあります。

子供のうちから医療保険に加入しておけば将来何か合った時もその医療保険を利用し続けることができます。そういった意味で、生涯にわたって加入可能な保険(終身医療保険など)はお勧めといえます。

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