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教育資金作りに投資を活用する

預金金利はほとんど期待できず、学資保険の予定利率も低下している現在。子供のための教育費の積立をして増やすというのをリスクなしに行うのは難しくなってきています。投資といっても、選択する商品によってはリスクは限定的なものもあります。上手に活用していきましょう。


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まずは大学入学時期を目標に長期投資をする

教育資金はまず、こどもの高校卒業~大学への入学時期をゴール地点として設計するようにしましょう。このあたりが一番お金がかかる時期になるからです。

今の子どもの年齢や学年から逆算すれば「あと何年」の猶予があるのかが分かります。
基本的に、投資のリスクは投資期間が長くなるほど平準化されます。1年とかの短期だと相場の動きによって大きく左右されますが、10年間となると大きなブレは少なくなります。

そのため、「あと15年ある」という方はある程度のリスクを取った投資が可能です。その一方で「あと5年しかない」という方は過度なリスクを取るのは好ましくありません。

 

教育資金に向く投資にはどんなものがある?

教区資金作りに適している投資としてはどんなものがあるのでしょうか?証券会社で扱っている様々な投資商品を見ていきたいと思います。

株式投資(個別株への投資)
個別の企業の業績に左右されますので、複数の企業に分散して投資をするのがおすすめです。一方で、積立投資は難しいので基本的にはある程度まとまった資金を運用する形になろうかと思います。リスクは高め。

ETFへの投資
ETFは普通の株と同じように売買できますが、日経平均株価やTOPIXといった指数と連動するように作られているものがあります。これらに投資をすれば、自動的に分散投資ができることになります。もちろん、元本割れのリスクはあります。

投資信託への投資
投資信託は様々な種類があります。選択する投資信託によってリスクの大きさや収益性も変わってきます。投資信託のメリットは「積立」に適しているという点です。毎月1000円とかの少額からでも積立投資ができるという点が強みです。

債券への投資
株や投資信託と比較するとリスクは抑えめにすることができます。特に国債のような「かたい」運用も可能です。ただし、債券の発行体によっては高いリスク(信用リスク)がある場合もあるのでご注意ください。利息収入を基本としています。

教育資金の投資と考えた場合の投資商品は上の4つかと思います。それぞれのリンク先ではさらに詳細に説明しているのでご一読ください。

なお、投資については2016年より、子どもの教育資金について年80万円までの投資が非課税となる「ジュニアNISA(こどもNISA)」がスタートする予定です。運用益や利息(配当金)が非課税となり、より効率的な投資が可能となるはずです。そうした優遇制度も上手に活用しましょう

 

一つの商品に投資をするのではなく「分散投資」を心がける

それぞれの投資商品別の説明でも書いていますが、リスク商品への投資の際は分散投資を心がけます。それぞれの投資グループの中だけでなく、複数の商品グループに分けて投資することでも分散効果は高まります。

「株式」だけに投資をするのではなく、「債券」に投資をしたり投資信託を通じて「不動産」に投資をすることだってできます(REITなど)。

投資というと難しく考えるかもしれませんが、やってみるとそんなに難しいものでもありません。まずは少額からでもいいので投資をはじめてみてはいかがでしょうか?

具体的にはまず証券会社に口座を作るところから始まります。おすすめについては「証券会社比較ランキング」や「ネット証券会社の選び方」などを参考に証券会社を探してみてはいかがかと思います。

その他の教育資金の積立、貯め方について

投資以外にも教育資金を積立していく方法として「預金」と「保険(学資保険)」の二つが挙げられます。それぞれの特徴についてはリンク先のほか「子供の教育資金を準備する3つの方法を比較」でも詳しくまとめているのでご一読ください。

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