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教育ローンと審査基準

教育ローンを借りるためには所定の審査を受ける必要があります。基本的に国の教育ローンなどは半公的な融資ではありますが、添えれでも一定の審査をクリアする必要があります。ここでは、教育ローンとその審査について分かりやすく解説していきます。


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国の教育ローンの審査

国の教育ローンの審査については、一般的なローンと比較すると審査はやや緩いと言えるでしょう。

・公共料金等の遅延がないこと
・過去にクレジットカードやキャッシング等の遅延がないこと

などを満たすことができればかなりの可能性で審査には通過できるものかと思います。
ただし、国の教育ローンは一定以上の年収がある場合には利用できなくなるほか条件が厳しくなります。

 

民間金融機関(銀行)における教育ローン審査

民間の銀行における教育ローンについては、国の教育ローンよりは審査内容が厳しくなっています。

・年収が300万円以上
・勤続年数は3年以上
・過去にクレジットカードやキャッシング等の遅延がないこと
・返済比率が30%程度を超えないこと

などが代表的かと思います。これらは銀行によって審査対象となる項目が異なりますので、全部が全部同じというわけではありませんので、A銀行がダメだった=B銀行もダメということはありません。

 

項目別の内容を精査

上記で挙げた審査内容についての補足を行います。

・過去のクレジットカード、キャッシング等の遅延
銀行などの金融機関はローン審査を行う時「個人信用情報機関」と呼ばれるところに、信用情報の照会を行います。
このとき、過去に「遅延」「自己破産」と呼ばれるいわゆる「ブラック情報」があった場合、原則的に教育ローンの審査は通りません。 これは民間銀行のケースでも、国の教育ローンのケースでも同様です。

詳しくは「クレジット・ローンの事故情報(ブラックリスト)はいつ消える?確認は?」「事故情報(ブラックリスト)とカード審査」などの記事が参考になるかと思いますのでぜひご参照ください。

 

・返済比率が30%程度を超えないこと
返済比率というのは、年収に対する年あたりのローン返済額の割合です。
たとえば年収500万円の人が1年間に住宅ローンや各種ローンの返済として100万円を返済している場合、返済比率は100÷500=20%となります。

この返済比率が高いほど、銀行等の金融機関は教育ローンを始めとしたローンに慎重になります。返済比率については「返済比率とは(用語集)」もご参照ください。

 

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